企業価値の安定的・持続的な増大に向け、引き続き成長領域の拡大に取り組みます。

みなさまには、日ごろよりご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。

T&D保険グループは、「Try & Discover(挑戦と発見)による価値の創造を通じて、人と社会に貢献するグループを目指します。」という経営理念のもと、生命保険事業を通じて社会的課題の解決に貢献することにより、“すべてのステークホルダーの満足度”の増大を追求することをグループの目指す姿としております。

当社グループは、1999年にそれぞれが100年前後の歴史を持つ太陽生命と大同生命が包括的業務提携を行い、その一歩を踏み出しました。その後2001年にT&Dフィナンシャル生命がグループに加わり、2004年には日本の生命保険業界初の上場保険持株会社となる「T&Dホールディングス」を設立しました。

当社グループの最大の強みは、傘下の生命保険3社がそれぞれ特化したマーケットにおいて「独自性」「専門性」を最大限発揮する体制を構築しつつ、持株会社体制のもとグループ力を結集して経営管理態勢の高度化やシナジー創出をはかることで、個社の総和以上のグループ企業価値向上を実現している点にあります。

現在は、2016年4月を始期とする3ヵ年のグループ中期経営計画「Try & Discover for the Next Stage ~成長領域拡大の3年~」に取り組んでおります。本中期経営計画1年目となる2016年度は、国内生命保険事業をコアとした計画の着実な遂行により、低金利環境が継続するなかでも新契約価値は大幅に増加し、企業価値(EV)は堅調に増大するなど、主要経営指標(EV・新契約価値・実質利益)はいずれも計画達成に向けて順調に進捗しました。

これは、以下の2つの取組みが着実に成果につながった結果と考えております。

○強化した事業基盤による着実な成長

本中期経営計画では、これまでに強化した事業基盤をベースとして、保障性商品の販売強化に取り組んでおります。死亡保障(保有契約高)の着実な積上げに加えて、2016年度の新契約年換算保険料全体に占める第三分野の割合は20%を超える(2012年度は10%)など、商品ポートフォリオの変革そして強化が着実に進んでおります。

○成長領域の拡大

成長領域の拡大に向けた「シニアマーケットへの取組み強化」として、太陽生命・大同生命では、それぞれの特化マーケットのニーズに応じた特徴ある商品・サービスの提供を進めております。
この取組みの成果の一例として、太陽生命では2016年3月に販売開始した「認知症治療保険」がわずか1年余りで累計20万件を超える記録的なお申込みをいただいております(2017年5月2日時点)。また大同生命では、2015年10月に販売開始した介護保障商品の牽引もあり、新たにコアビジネス化を目指す経営者個人・個人事業主市場における2016年度の新契約高は前年度比20%超と大きく伸展しました。

これらの中期経営計画1年目の実績から、現行の国内生命保険事業戦略が持続的な成長につながることを改めて確認できたと考えております。2年目となる2017年度も、保障性商品の販売強化に加え、シニアマーケットへの取組み強化など成長領域の拡大に向けた施策を推進し、引き続き、企業価値の安定的・持続的な増大を実現してまいります。何とぞご理解、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2017年7月

株式会社T&Dホールディングス

代表取締役社長

喜田 哲弘