トップメッセージ

“Try & Discover(挑戦と発見)”のたゆまぬ実践により、成長領域を拡大し、安定的・持続的に企業価値を向上します。

2015年度を振り返って

2015年度の日本経済は、新興国・中国経済の減速懸念等により一部に弱さは見られましたが、好調な企業業績を背景に景気は緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、年度後半には日本銀行の金融政策によって国内金利は一部年限においてマイナスとなるなど、生命保険業界を取り巻く環境に大きな変化も見られました。このような中で、当社グループの生命保険会社3社におきましては、独自のビジネスモデルに基づき、特化した市場においてコアビジネスを強化するとともに、一層の成長に向けた新たな取組みを推進してまいりました。また、グループ全体の収益・リスク・資本を経済価値ベースで一体的に管理する経営管理態勢(ERM)を推進し、健全性を確保しつつ収益性を向上させるべく取り組んでまいりました。

10年先を見据えた成長領域の拡大

こうした取組みを進める中、当グループでは、2016年4月を始期とする3年間の「T&D保険グループ中期経営計画 Try & Discover for the Next Stage ~成長領域拡大の3年~」を新たに策定いたしました。

本計画では、引き続き国内生命保険事業をコアとし、さらなる成長を目指してまいります。具体的には、持株会社のもと、生命保険会社3社が特化したマーケットにおいて独自性・専門性を最大限発揮し、これまでに確立した強固な事業基盤をもとに企業価値の向上を図ってまいります。これに加え、今後10年を見据え、成長領域のさらなる拡大に向けて、以下の施策を推進してまいります。

①シニアマーケットへの取組み強化

シニア層の人口増加、生活保障ニーズの高まりや多様化を事業機会と捉え、グループ共通の取組み強化領域として、シニアマーケットの開拓を推進してまいります。

②T&Dフィナンシャル生命の戦略的強化

今後も成長が見込まれる乗合代理店市場でのT&D保険グループのプレゼンスを拡大すべく、グループ一体となり、T&Dフィナンシャル生命を戦略的に強化してまいります。

 

日本の金融市場は、国内金利の大幅な低下等、非常に厳しい環境ではありますが、T&D保険グループは、本計画に基づき、グループ経営理念に掲げる“Try & Discover(挑戦と発見)”のたゆまぬ実践により成長領域をさらに拡大し、引き続き、企業価値の安定的・持続的な増大を実現してまいります。

株主の皆さま、投資家・アナリストの皆さまにおかれましては、今後もより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2016年9月

代表取締役社長
喜田 哲弘

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