
太陽生命は1893年に創立された120年以上の歴史を持つ生命保険会社です。1950年代から、「家庭の主婦」をターゲットに「貯蓄性が高く期間の短い養老保険」を、「営業職員が、直接、家庭を訪問」して「多件数販売」するという独自のビジネスモデルを築き上げ、家庭市場において女性・中高齢層を中心とした豊富な顧客基盤を確立しました。1990年代半ば以降からは、低金利の長期化、規制緩和、顧客ニーズの変化などといった経営環境の変化に機敏に対応するため、販売商品を貯蓄性商品から死亡保障と医療・介護保障などの保障性商品にシフトさせてきました。2016年4月から3年間を計画期間とする中期経営計画では、将来のシニア層の人口増加等の環境変化を見据え、「シニアマーケットでのトップブランド構築」を戦略方針としています。
マーケティング戦略
太陽生命は、他の日本の大手生命保険会社とは一線を画した営業戦略を採っています。大手生命保険会社は全国津々浦々まで営業網を張りめぐらせていますが、太陽生命は、効率よく家庭訪問を実施するため、人口密度の高い大都市圏・地方中核都市に密着した営業展開を行い、家庭市場の深耕を図っています。
他の大手生保の多くは、職域市場を営業活動の中核としてきましたが、太陽生命では、直接ご家庭を訪問することにより、お客さまと営業職員がじっくりと話すことができる環境の中で、十分な時間をかけて、世帯の保障診断から不足している保障を明確にし、お客さまごとに最適な保険を設計し提案するというコンサルティング・セールスを通じて、世帯全体へ保障を提供しています。
太陽生命の営業戦略
営業職員数
商品・サービス戦略
主力商品である「保険組曲Best」は、必要な保障を自在に組み合わせることができる仕組みの商品として、2008年10月に発売しました。その後、商品性に毎年進化を加えながら、2015年10月には、加入件数が累計200万件を超えました。
2016年3月期は、これまで保障の対象外であった初期のガン(「上皮内ガン」「皮膚ガン」等)を新たに保障の対象とするなど、三大疾病の保障範囲を拡大した「特定疾病治療保険」、認知症による所定の状態を保障し、健康に不安のある方でも加入することができる、生命保険業界初となる「ひまわり認知症治療保険」、および就業不能時の収入を保障する「働けなくなったときの保険」を発売しました。
太陽生命の主力商品「保険組曲Best」の概要
- お客さまのニーズに合わせた自由な設計
- 加入後のニーズ変化に応じた自由な見直し
- 時代の変化を先取りした保障の提供
- 従来の商品に比べ低廉な価格での提供
すべての保障を主契約化。
「保険組立特約」により、ニーズに応じて自由に選択可能
サービス面では、2015年3月期より「シニアのお客さまに最もやさしい生命保険会社になる」ことを目指し、ベストシニアサービスを開始しています。具体的には、70歳以上のお客さまに対し、契約内容確認や請求勧奨等を行うため、年1回以上の訪問活動等を実施するシニア訪問サービスなど、シニアのお客さまの安心をサポートする活動を推進しています。さらに、2016年4月より専門知識を持った内務員が、直接お客さまやご家族のもとを訪問し、お支払手続きをサポートする取組みである「かけつけ隊サービス」を開始しました。
今後も、「保険組曲Best」をさらに進化させるとともに、お客さまニーズに十分お応えできる、時代の変化を先取りした「最優の商品・サービス」をご家庭に提供してまいります。
ベストシニアサービス
「シニアのお客さまに最もやさしい生命保険会社になる」ことを目指し、シニア層へのサービスを強化