事業を通じて「社会にとっての価値」と「企業にとっての価値」を創造し、持続的な成長を実現

みなさまには、日ごろよりご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。
2019年4月、T&D保険グループは、グループ組成から20年、T&Dホールディングス設立から15年という節目を迎えました。お客さまや株主のみなさまをはじめ、すべてのステークホルダーのみなさまのご支援に、あらためて感謝申しあげます。

当社グループは、生保事業をコアとし、市場特化戦略を追求する太陽生命・大同生命・T&Dフィナンシャル生命に、生保事業と親和性のあるT&Dアセットマネジメント(アセットマネジメント事業)、ペット&ファミリー損害保険(ペット保険事業)を加えた特徴ある保険グループです。各事業会社が「独自性」「専門性」を最大限発揮しつつ、持株会社である当社がグループとしての全体最適を追求し、個の総和を超えるグループ力を発揮するべく、グループ経営を行っております。

当社グループの経営理念は、「Try & Discover(挑戦と発見)による価値の創造を通じて、人と社会に貢献するグループを目指します。」としております。この経営理念にしたがい、「共有価値の創造」、すなわち、事業を通じて「社会にとっての価値」と「企業にとっての価値」の両方を創造することにより、持続的な成長を目指しております。

2016年4月を始期とする前グループ中期経営計画においては、第三分野・就業不能保障等の拡張をはじめとする「商品ポートフォリオの変革」や、豊かな長寿社会の実現に向けた「シニアマーケットへの取組み強化」を進めてまいりました。一方、人口動態の変化、年金・医療・介護における自助努力ニーズの高まり、世界経済の不確実性、そしてデジタル技術革新など、世の中の変化のスピードは“より速く大きく”なっております。

このような環境の変化を成長機会とすべく、2019年4月を始期とする新たなグループ中期経営計画「Try & Discover 2021 〜共有価値の創造〜」では、「コアビジネスの強化」「事業ポートフォリオの多様化」「グループ一体経営の推進」の3つを重点課題としております。

○コアビジネスの強化(国内保険事業)

お客さまニーズや環境変化を先取りした商品・サービスの展開により、グループ各社の強みに一層磨きをかけることで、それぞれが特化する事業領域での揺ぎないトップブランドを確立し、グループ収益基盤をさらに強固なものにしてまいります。

○事業ポートフォリオの多様化(新たな事業領域への挑戦)

コアである国内生保事業でさらなる成長を実現するとともに、超長期の視点で起こりうる社会構造の変化を見据え、新たな成長領域の開拓に挑戦いたします。具体的には、国内生保事業とのシナジーに重点を置き、アセットマネジメント事業・新たなデジタルチャネルの構築等の領域へ、適切な投資体制のもとで展開してまいります。

○グループ一体経営の推進

上記の成長戦略を支える経営基盤を一層強化する観点から、グループ一体経営をさらに推進いたします。これにより、グループ各社の商品相互供給をはじめグループ経営資源の効果的・効率的な活用に取り組むほか、人材育成・働き方改革・ガバナンス強化といった経営の諸課題についても、グループシナジーをさらに発揮してまいります。
また、グループの役職員一人ひとりが“Try&Discover(挑戦と発見)”の精神をもち、従来の概念にとらわれない柔軟な発想で未来に向けて新たに挑戦していく意思を込めて策定した新ブランドメッセージ「さあ、保険の新次元へ。」のもと、当社グループの取組み姿勢を内外に訴求し、グループの求心力を高めてまいります。

当社グループは、本計画に基づき、“Try&Discover(挑戦と発見)”のたゆまぬ実践により、社会になくてはならない保険グループであり続けることを目指してまいります。今後とも、「共有価値の創造」を通じて、持続的な成長を実現していく所存ですので、何とぞご理解、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2019年6月

株式会社T&Dホールディングス

代表取締役社長

上原弘久