2016年3月期は経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益ともに減少しました。
経常利益/親会社株主に帰属する当期純利益(連結)
経常利益は、前期から175億円減少し、1,714億円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、主に価格変動準備金の法定基準以上の繰入を150億円実施したことに加えて、国内金利低下により退職給付引当金繰入額を一括処理したことにより前期から216億円減少し、725億円となりました。
基礎利益
生保3社の基礎利益は、前期から296億円減少し、1,530億円となりました。
太陽生命の基礎利益は退職給付引当金繰入額の増加および一時払商品の保険料収入の減少等により、143億円減少し、538億円となりました。
大同生命の基礎利益は国内金利低下に伴う退職給付引当金繰入額の増加等により、28億円減少し、1,048億円となりました。
T&Dフィナンシャル生命の基礎利益は変額個人年金の最低保証責任準備金戻入額の減少等により124億円減少し、マイナス55億円となりました。
なお、3社合算の順ざや額は、前期より56億円増加し、402億円となりました。
2017年3月期業績予想
主に利息及び配当金等収入及び有価証券売却損益の減少を見込むことなどから、経常利益は4.3%減益の1,640億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期並みの730億円と予想しています。
なお、価格変動準備金の法定基準以上の繰入として大同生命が80億円および太陽生命が150億円を予定していることから、株主還元対象利益である実質利益は6.8%増加の890億円を予想しています。
経常利益

親会社株主に帰属する当期純利益

基礎利益

2017年3月期業績予想
十億円 | ||||
17/3見通し | 前期比 | 16/3 | 15/3 | |
経常収益 | ¥1,750.0 | (13.6)% | ¥2,025.9 | ¥2,412.1 |
経常利益 | 164.0 | (4.3)% | 171.4 | 188.9 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 73.0 | 0.6% | 72.5 | 94.2 |
実質利益※1,2 | 89.0 | 6.8% | 83.3 | 94.2 |
- ※1 実質利益は、当期純利益に、負債性内部留保(危険準備金繰入額、価格変動準備金繰入額)のうち法定基準繰入額を超過した額を加算して算出(税引後)。
- ※2 参考数値として開示。
2017年3月期業績予想(参考)
十億円 | |||
17/3見通し | 16/3 | 15/3 | |
保険料等収入 | ¥1,370.0 | ¥1,571.5 | ¥1,955.7 |
基礎利益 | 153.0 | 153.0 | 182.7 |
順ざや額 | 26.0 | 40.2 | 34.5 |