社外取締役メッセージ

独自のガバナンスを理解したうえで、モニタリング機能をしっかり発揮 取締役(社外役員・非常勤)松山 遙

当社の社外取締役に就任し、4年が経過しました。会社法やコーポレートガバナンス・コードでは、社外取締役に対して、経営に対するモニタリング機能の発揮を求めており、また一般には、経営アドバイザーとしての機能も、社外取締役が果たすべき機能として求められていると認識しています。私は弁護士として、会社法やコーポレート・ガバナンスといった分野を専門的に取り扱っており、この4年間は、こうした私自身の経験や知見を踏まえた発言などを通じて、社外取締役としての役割を果たすべく努めてきました。

モニタリングの重要な場となるのが取締役会です。当社の取締役会が特に優れていると感じるのは、「報告事項」がしっかり整理され、定期的な報告が手厚くなされている点です。傘下の事業会社の経営に対するモニタリングを含め、業務執行のモニタリングは金融持株会社としてある意味当然ですが、問題が顕在化してからではなく、経営全般について定点観測できる報告を受けることは、社外取締役として非常に有用です。

このようなモニタリング態勢を含め、当社は独自性の高いガバナンスを構築しています。最大の特徴は、持株会社である当社の傘下に、太陽生命と大同生命という同程度の規模の生命保険会社が併存していることにあります。このことにより、グループ内でいい意味の競争とけん制が働いています。持株会社と傘下生保のこのバランスこそが、T&D保険グループ全体のガバナンスを支えていると言えます。私は社外取締役の立場から、この絶妙なバランスが崩れることのないよう、今後もモニタリング機能をしっかり果たしたいと思います。また、当社は任意の「指名・報酬委員会」を設置しています。同委員会の運営については、サクセッション・プラン(後継者育成計画)についての議論を行うなど、先進的な取組みも開始しています。

当社は、このような強固なガバナンスのもとで、長期的な展望を持ち、堅実な経営を実践しています。それと同時に、お客さまや社会のニーズをいち早く捉え、独自性の高い戦略を積極的に打ち出し成長を続けています。長期的に安心して投資いただける企業であると考えますので、投資家の皆さまにおかれましては、是非ともT&Dホールディングスに注目していただきたいと思います。

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