機関投資家としての取組み(責任投資)

社会性・公共性の高い生命保険業を事業の中心とするT&D保険グループにとって、機関投資家としての社会的責任を果たし、投融資活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献することは、最も基本的な責務のひとつです。

「責任ある機関投資家」の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)

機関投資家には、投資先企業の企業価値の向上や持続的成長を促し、資産の運用を委託するお客さまの期待に応える責任があります。この責任を果たす上で役立つ行動の原則・指針として「責任ある機関投資家」の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)が策定されました(2014年2月)。

T&D保険グループでは、太陽生命、大同生命、T&Dアセットマネジメントが同原則の趣旨に賛同し、その受け入れを表明しています。

  • ・T&Dフィナンシャル生命は国内上場株式を保有していないため、受け入れに関する表明をしていません。

投資先企業との対話(エンゲージメント)と議決権行使

  • 持続的な成長を促すよう、日常的に投資先企業と「目的を持った対話」を行っています。
  • 株主として議決権を行使する際は、財務情報などの形式的判断にとどまらず、ESG(環境・社会・企業統治)などの非財務情報も踏まえ、その賛否を判断します。
  • 議決権行使が適切に行われるよう、議決権行使のガイドラインを定めています。基準に抵触する議案については対話を行い、対話を通じても改善の見込みがない場合は、反対票を投ずるといった厳正な取組みを行っています。

PRI(責任投資原則)

Signatory of PRI

PRI (責任投資原則)は、国連環境計画・金融イニシアティブ及び国連グローバル・コンパクトが主導して、世界の金融機関・機関投資家に、ESG(環境・社会・企業統治)の課題を考慮した投資行動を促す金融機関の行動規範です。T&D保険グループからは、太陽生命が2007年に日本の生命保険会社として初めて署名し、同原則を踏まえた資産運用体制の整備と資産運用を行っています。また2012年にはT&Dアセットマネジメントが署名し、企業評価にESGの要素を取り入れることを通じ、中長期的な運用パフォーマンスの向上を目指す取組みを進めています。

グループ共同で取り組む社会的責任投資(ESG投資)

T&Dアセットマネジメントが新たに設定・運用する日本株式のESGファンドに、太陽生命と大同生命が投資を実施。グループ共同のESG投資を開始しました(2015年7月運用開始)。

当ファンドは、ESG(環境・社会・企業統治)リサーチに基づいた銘柄選択によりESGに優れた企業に選別投資することで、中長期的に市場平均を上回る投資リターンの獲得を目指すと同時に、環境負荷の低減や健全な社会の実現に資する企業への投資を通じて、持続可能な社会の形成に貢献しようとするものです。

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