
現行の2ヵ年の中期経営計画の最終年度である2015年度は、引き続き商品ラインアップの充実や営業推進体制の強化による代理店網の拡大および商品浸透によって、「商品」「チャネル」「収益源」の複線化を一層進め、安定した利益獲得が可能なビジネスモデルの強化に取り組んでいきます。
商品戦略としては、今後も引き続きお客さまや代理店の声を中心に市場ニーズを取り込むためのマーケティングを実施した上で、販売チャネルの特性に応じて、給付内容などを差別化した一時払貯蓄性商品やお客さまセグメントに基づく平準払保障性商品を継続的に開発・投入することで商品ラインアップを充実し、新契約高の向上を図っていきます。
営業戦略としては、金融機関等代理店および来店型保険ショップ等の代理店数の拡大および販売サポートの充実による商品浸透を推進していきます。また代理店に対して複数商品の導入を推進することで販売効率の向上を図っていきます。
さらなる競争力の向上へ
T&Dフィナンシャル生命では、競争の厳しい乗合代理店ビジネスで生き残っていくため、事務の効率化や、ITコスト・人件費の削減などの効率化を進めてきました。一方、足元は販売高が拡大し、代理店数も増加しており、これに対応するための体制強化も実施しています。今後も効率化の取組みを継続しつつ、市場におけるプレゼンス向上のために必要な体制強化を図り、競争力の向上を目指します。
広義維持費*の推移
- * 広義維持費=
維持費(経営管理料、契約者保護機構負担金、役職員退職金を除く)+退職給付債務費用+株式報酬費用+集金費+賞与引当金積増額+減価償却費