
T&Dフィナンシャル生命は、T&D保険グループの金融機関等代理店チャネル*を担う戦略会社です。
金融機関等代理店チャネルでの保険販売は今後も成長が期待される分野であり、金融機関等代理店チャネルを拡大し、競争力のある商品を提供することで、持続的な成長を達成することを目指しています。
現在、2014年4月から2016年3月までの2年間を計画期間とした「中期経営計画」のもと、安定した利益獲得が可能なビジネスモデルの強化のため、給付内容などを差別化した一時払貯蓄性商品やお客さまセグメントに基づく平準払保障性商品の開発・投入を通じて「商品の複線化」を図るとともに、金融機関等代理店の拡大と来店型ショップ代理店の開拓により、「販売チャネルの複線化」を推進しています。
- * 「金融機関等代理店チャネル」は、銀行や証券会社などからなる「金融機関等窓販チャネル」および「来店型保険ショップチャネル」を総称しています。
T&Dフィナンシャル生命のビジネスモデル
安定した利益獲得が可能なビジネスモデルを実現するための戦略
競争力のある差別化した商品の提供
【生涯プレミアムシリーズの変遷】
2010年4月 | 「生涯プレミアム」販売開始 |
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2011年6月 | 「生涯プレミアム・ワールド」販売開始 |
2011年8月 | 「生涯プレミアム・ジャパン」販売開始 |
2013年7月 | 「生涯プレミアムワールド2」販売開始 |
2013年8月 | 「生涯プレミアムジャパン2」販売開始 |
2014年9月 | 「生涯プレミアムジャパン3」 「生涯プレミアムワールド3」販売開始 |
2015年4月 | 「定期支払特約」取扱い開始 |
T&Dフィナンシャル生命は、その商品開発力を活かし、給付内容などを差別化した商品を市場に供給してきました。
2010年4月に、「積立金額を取り崩さずに毎年の追加額を確保する」ことをコンセプトにした業界初のキャッシュ・フロー型の一時払終身保険「生涯プレミアム」を開発・投入したのを皮切りに、市場ニーズに応じた給付内容の見直しを適宜行い、生涯プレミアムシリーズとして一時払終身保険を開発・投入してきました。
販売当初は、国内大手生命保険会社が提供するMVA(市場価格調整条項)が付加されていない予定利率型の一時払商品が金融機関等代理店市場を席巻していましたが、予定利率引下げなどのスペック変更や販売制限の設定など、競争環境の一部に変化がみられる中、徐々に代理店開拓および商品浸透が進み、販売高は伸展しました。
現在、キャッシュ・フロー型の一時払終身保険の市場シェアは拡大しており、当社が市場において新たなカテゴリーを創設する先鞭をつけることとなったと自負しています。
また、2015年4月に、生涯プレミアムシリーズにおける追加額に相当する金額を定期的にお受取りになれる「定期支払特約」を開発し、同商品の利便性をさらに向上させました。
平準払商品においては、2014年6月に「家計にやさしい収入保障」の特長である三大疾病収入保障特則に確定年金を追加したほか、健康体割引特約を付加した際の最低年金月額を従来の15万円から10万円に引き下げるなど、取扱範囲を拡大しました。さらに2015年8月には、死亡保障に特化し、老後の生活資金・お子さまの教育資金など、中長期にわたるお客さまの幅広い資産形成ニーズにもお応えすることが可能なお取扱いを備えた「家族をつなぐ終身保険」を開発・投入しました。
今後も他社とは一味違った商品を開発・投入することで、金融機関等代理店市場における存在感を発揮していきたいと考えています。
一時払商品のラインアップ
生涯プレミアムシリーズ
主な特長: | |
生涯プレミアムジャパン3 [無配当終身保険 (積立利率選択・Ⅰ型)] |
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生涯プレミアムワールド3 [無配当保険金額変動型終身保険 (外国為替連動・通貨選択Ⅲ型)] |
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主な特長: | |
みんなにやさしい終身保険 [無配当終身保険 (死亡保険金額増加・Ⅰ型)] |
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平準払商品のラインアップ
主な特長: | |
家計にやさしい収入保障 [無配当収入保障保険 (無解約払戻金・Ⅰ型)] |
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主な特長: | |
家族をつなぐ終身保険 [無配当特別終身保険(Ⅰ型)] |
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「商品」および「チャネル」の複線化
T&Dフィナンシャル生命は、前述の「生涯プレミアムシリーズ」「家計にやさしい収入保障」「家族をつなぐ終身保険」および、2012年12月に開発・投入した「みんなにやさしい終身保険」により、一時払商品および平準払商品のラインアップを充実させ、商品の複線化に取り組んできました。
チャネル面では、2012年9月以降、これまで培ってきた乗合代理店対応のノウハウを活かし、従来の金融機関等代理店に加え、来店型保険ショップ代理店を開拓することで「チャネル」の複線化を図っています。金融機関等代理店および来店型保険ショップの開拓に努めてきた結果、2015年3月末の金融機関等の提携代理店数は合計130(金融機関等代理店100、来店型保険ショップ30)と前年度の119(金融機関等代理店97、来店型保険ショップ22)から増加し、複線化も着実に進展しています。
T&Dフィナンシャル生命の提携代理店数